Instagramアカウント購入の相場は?フォロワー数別の価格帯と損しない買い方

Instagramのアカウントを購入しようと思ったとき、最初に気になるのが「いくらくらいするのか」という相場の話だと思います。
結論から言うと、Instagramアカウントの価格はフォロワー数だけでは決まりません。ジャンル、エンゲージメントの状態、収益実績、アカウントの運用歴など、複数の要素が絡み合って価格が形成されています。同じフォロワー1万人でも、5万円で売られているアカウントもあれば、30万円以上の値がつくアカウントもあります。
この記事では、Instagramアカウントの相場をフォロワー数別に解説した上で、価格を左右する要素、相場より高いアカウント・安いアカウントの見分け方、そして購入を検討する際に知っておくべきポイントを詳しく紹介します。
Instagramアカウントのフォロワー数別・相場一覧
まずは2026年時点の大まかな相場感を、フォロワー数の帯域ごとに見ていきます。あくまで目安であり、後述する要素によって上下します。
フォロワー1,000〜3,000人:5,000円〜2万円
最も手頃な価格帯です。「ゼロからスタートするのは嫌だけど、そこまで大きな投資はしたくない」という人向け。この規模のアカウントは出品数も多いので、ジャンルを選びやすいメリットがあります。
ただし、フォロワー1,000人台のアカウントは、まだInstagramのアルゴリズム上「弱い」ポジションにあります。購入してすぐに大きなリーチが取れるかというと、そこまでの期待はしないほうがいいです。あくまで「ゼロスタートを回避する」ための投資と考えましょう。
フォロワー3,000〜1万人:2万〜15万円
個人の副業や小規模ビジネスでの活用に最も適したレンジです。フォロワー3,000人を超えたあたりから、投稿へのリアクションが安定してつくようになり、新しい投稿が発見タブに載る確率も上がってきます。
1万人に近づくほど、「マイクロインフルエンサー」としての価値が出てくるため、価格は急激に上がります。フォロワー5,000人と9,000人では、単価(フォロワー1人あたりの価格)がかなり違ってきます。
フォロワー1万〜5万人:10万〜80万円
企業のInstagram参入で最もニーズが高い価格帯です。フォロワー1万人を超えると、マイクロインフルエンサーとして企業PR案件を受けられるようになるため、アカウント自体に収益を生む力があります。
このレンジになると、フォロワー数以外の要素(ジャンル、エンゲージメント、収益実績)が価格に大きく反映されます。美容やファッションなどの高単価ジャンルであれば、フォロワー2万人で50万円以上ということも珍しくありません。
フォロワー5万〜10万人:50万〜200万円
ここから先は、いわゆる「ミドルインフルエンサー」のゾーンです。PR案件の単価も上がり、月の収益が10万〜50万円に達するアカウントも出てきます。
この規模のアカウントは出品数が限られるため、希望するジャンルやターゲット層にピッタリ合うアカウントが見つかるとは限りません。条件に合うアカウントを見つけたら、早めにアクションを取ることが重要です。
フォロワー10万人以上:100万〜数百万円
トップクラスのアカウントです。企業のブランドアカウントとして使ったり、大規模なインフルエンサー事業を引き継いだりするケースが多いです。
この規模になると、価格は完全に個別交渉になります。月間の広告収入やPR案件の売上実績に基づいて、「年商の1〜2倍」のような企業買収に近い考え方で価格が決まることもあります。
Instagramアカウントの価格を左右する7つの要素
フォロワー数は価格の「ベースライン」に過ぎません。実際の売買価格は以下の要素で大きく変動します。
①ジャンル
ジャンルは価格への影響が最も大きい要素のひとつです。一般的に、以下のジャンルは高値がつきやすい傾向にあります。
美容・コスメ:PR案件の単価が高く、企業からの需要が大きいジャンル。フォロワー1万人でも、美容系であれば20万〜40万円の価格がつくことがあります。
ファッション:美容と並んで企業PR案件が多いジャンル。特にレディースファッションは需要が高いです。
グルメ・カフェ:飲食店の集客に直結するため、地域密着型のグルメアカウントは企業や個人事業主からの引き合いが強いです。
投資・ビジネス:情報商材やコンサルティングの集客に使えるため、購買力のあるフォロワーが多いアカウントは高値になります。
逆に、趣味系(風景写真、ペットなど)やジャンルが不明確なアカウントは、フォロワー数が多くても安めに設定されがちです。
②エンゲージメントの状態
フォロワーが多くても、投稿に対してほとんどリアクションがないアカウントは価値が下がります。逆に、フォロワー数に対して反応が活発なアカウントはプレミアムがつきます。
直近の投稿に安定していいねやコメントがついているかどうかは、アカウントの「生きた価値」を表しています。フォロワーが実際にそのアカウントの投稿を見て反応しているということは、今後の運用でもリーチが取りやすいということです。
③収益実績
すでにPR案件やアフィリエイトで収益を上げているアカウントは、「お金を生むアカウント」として高値がつきます。月収5万円のアカウントであれば、年間売上60万円の1〜2倍、つまり60万〜120万円くらいが目安になります。
PR案件の実績だけでなく、「案件の依頼が定期的に来ている」「代理店との関係がある」というような営業パイプラインがついてくる場合は、さらに上乗せされることもあります。
④アカウントの運用歴
作成から1年以上経過し、継続的に投稿されてきたアカウントは、アルゴリズム上の信頼性が高いと判断されます。逆に、作成から数ヶ月で急激にフォロワーが増えたアカウントは、価格が低くなる傾向があります。
長く運用されてきたアカウントは、Instagramのアルゴリズム上の信頼度が高く、投稿が露出しやすい傾向があります。運用歴の長さは価格にプラスに働きます。
⑤フォロワーの増加傾向
現在もフォロワーが増え続けているアカウント(成長中のアカウント)は、フォロワーの増加が止まっているアカウント(停滞中のアカウント)よりも高値がつきます。
成長中のアカウントは、購入後も投稿を続ければさらにフォロワーが増える見込みがあるため、「将来の成長分」もプレミアムとして価格に反映されるわけです。
⑥投稿コンテンツの質と統一感
フィードに並ぶ投稿のビジュアルの質が高く、テーマや色味に統一感があるアカウントは、購入後すぐに「ブランドアカウント」として使えるため、価格が上がります。
逆に、投稿内容がバラバラで統一感のないアカウントは、購入後にフィードを整理する手間がかかるため、その分値段が下がりやすいです。
⑦アカウントの種類(個人 vs ビジネス vs クリエイター)
Instagramにはパーソナルアカウント、ビジネスアカウント、クリエイターアカウントの3種類があります。ビジネスアカウントやクリエイターアカウントに設定されていると、インサイト(アナリティクス)データが蓄積されており、広告出稿やショッピング機能も利用しやすいです。
ビジネスやクリエイターアカウントのほうが、購入後すぐにマーケティング目的で活用しやすいため、パーソナルアカウントよりやや高めの価格がつくことがあります。
相場より「高い」アカウントの特徴
同じフォロワー数帯でも相場より高値で取引されるアカウントには、以下のような共通点があります。
高単価ジャンル × 高いエンゲージメント。美容系でフォロワー2万人、直近の投稿に平均1,000いいね以上——こういうアカウントは需要が非常に高く、相場の1.5〜2倍の価格がつくことも珍しくありません。
収益化済み。すでにPR案件やアフィリエイトで安定した収益を出しているアカウントは、投資回収の計算がしやすいため、高値でも買い手がつきます。
特定のターゲット層に刺さっている。「30代女性のダイエット」「20代男性の筋トレ」のように、明確なターゲット層を持つアカウントは、そのターゲット層に商品を売りたい企業にとって価値が高いです。
フォロワーが現在も増え続けている。停滞中のアカウントよりも、まだ伸びしろのあるアカウントのほうが高く評価されます。
相場より「安い」アカウントの特徴
逆に、フォロワー数の割に安く出品されているアカウントには、以下のような理由があることが多いです。
ジャンルが不明確。何のアカウントなのかがはっきりしないため、買い手がつきにくい。結果として値下げせざるを得なくなります。
投稿が長期間止まっている。数ヶ月〜1年以上更新がないアカウントは、フォロワーの多くが離脱(アクティブでなくなっている)可能性があるため、安くなります。
投稿の方向性が何度も変わっている。最初はファッション系だったのに途中からグルメ系になって、さらに旅行系に——というように方向性がブレているアカウントは、フォロワーの質にまとまりがなくなっています。
売り手が急いでいる。事情があって早く売却したい売り手が、相場より安い価格で出品しているケース。買い手にとってはお得ですが、なぜ安いのかの理由はきちんと確認しておいたほうがいいです。
Instagramアカウントの価格設定の考え方
ここまで読んで、「結局、適正価格ってどうやって判断すればいいの?」と思った人も多いと思います。
アカウントの適正価格を考えるときには、以下の2つの視点が役に立ちます。
①「自分で育てた場合のコスト」と比較する
同じ規模のアカウントをゼロから自分で育てるとしたら、どのくらいの時間とコストがかかるか。たとえば、フォロワー1万人のアカウントをオーガニックで育てるには、半年〜1年、毎日の投稿作成に1〜2時間かかるとして、人件費に換算すると数十万〜百万円以上のコストになります。
Instagram広告でフォロワーを獲得する場合、1フォロワーあたり50〜200円程度のコストがかかると言われています。1万フォロワーを広告で集めるなら50万〜200万円。この数字と比較すれば、10万〜30万円でフォロワー1万人のアカウントが買えるなら、コスパは悪くないと判断できます。
②「購入後の収益見込み」から逆算する
購入したアカウントからどのくらいの収益が見込めるかを計算し、投資回収期間を考える方法です。
たとえば、フォロワー2万人の美容系アカウント(価格40万円)を購入し、月にPR案件2件(1件3万円)を受けるとすると、月収6万円。投資回収期間は約7ヶ月です。それ以降はプラスになるので、ビジネスとしては悪くない投資です。
自社商品の販売チャネルとして使う場合は、Instagramからの売上増加分で回収期間を計算できます。月の売上が10万円増えるなら、40万円の投資は4ヶ月で回収できます。
アカウント購入の相場は今後どうなるか
Instagramアカウントの売買市場は、ここ数年で急速に拡大しています。そして、相場は今後も上昇傾向にあると見られています。
理由はいくつかあります。まず、Instagramの収益化機能が充実してきたこと。サブスクリプション機能、バッジ機能、ショッピング機能など、クリエイターが直接収益を得る手段が増えたことで、アカウント自体の「稼ぐ力」が上がっています。稼げるアカウントの価値が上がるのは当然の流れです。
次に、企業のSNSマーケティング予算の増加。テレビCMや紙媒体の広告からSNSに予算をシフトする企業が増えており、「すぐに使えるInstagramアカウントが欲しい」という法人需要が供給を上回る状況が続いています。
さらに、SNSアカウント売買の認知度が上がったこと。数年前は「アカウント売買」と言っても知らない人が多かったですが、今は副業やビジネスの手段として認知されてきています。市場参加者が増えれば、需要が高まり、相場も上がります。
つまり、「アカウントを買おうかな」と思っているなら、先延ばしにするよりも今のうちに動いたほうが、結果的にコスパが良くなる可能性が高いということです。
ジャンル別の相場詳細
ここまでフォロワー数別の相場を解説してきましたが、もう少し踏み込んで、ジャンル別の相場感も紹介しておきます。ただし、以下の金額はあくまで参考値です。時期やトレンド、市場の需給バランスによって大幅に変動するので、「だいたいこのくらいの感覚」程度に捉えてください。
美容・コスメ系(フォロワー1万人の場合)
相場:20万〜40万円。PR案件の単価が高いジャンルのため、アカウント自体の価値も高くなります。特に、特定のコスメブランドやスキンケアに特化したアカウントは企業からの引き合いが強く、相場の上限に近い価格がつくことが多いです。
ファッション系(フォロワー1万人の場合)
相場:15万〜35万円。レディースファッションは需要が高く、メンズファッションはやや低め。コーディネート提案型のアカウントは、ECサイトの集客チャネルとして企業が購入するケースが多いです。
グルメ・カフェ系(フォロワー1万人の場合)
相場:10万〜25万円。地域密着型(「東京カフェ巡り」「大阪グルメ」など)のアカウントは、飲食店の集客に直結するため安定した需要があります。全国ジャンルのグルメアカウントよりも、特定エリアに強いアカウントのほうが実は単価が高くなることもあります。
旅行・おでかけ系(フォロワー1万人の場合)
相場:8万〜20万円。旅行代理店やホテル・旅館のPR案件が期待できるジャンルですが、季節変動が大きいため、安定した収益化が難しい面もあります。その分、相場はやや控えめです。
筋トレ・フィットネス系(フォロワー1万人の場合)
相場:10万〜25万円。プロテインやサプリメント、ジムのPR案件が多いジャンル。男性向け・女性向けで需要に差があり、女性向けのダイエット・ボディメイク系のほうが単価は高い傾向にあります。
投資・副業・ビジネス系(フォロワー1万人の場合)
相場:15万〜40万円。情報商材やオンラインスクール、コンサルティングの集客に直結するため、購買力のあるフォロワーを持つアカウントは高値がつきます。ただし、このジャンルはフォロワーの質にばらつきが大きいので、購入者の見極めが重要です。
趣味系・ライフスタイル系(フォロワー1万人の場合)
相場:5万〜15万円。ペット、風景写真、インテリアなどのジャンル。収益化のポテンシャルが他ジャンルと比べて低いため、相場も控えめです。ただし、ニッチなジャンルで熱量の高いフォロワーを抱えているアカウントは、同ジャンルの企業から評価されることもあります。
Instagramアカウントを購入する際の流れ
実際の購入手順をざっくり説明しておきます。
ステップ1:売買プラットフォームでアカウントを探す。ジャンル、フォロワー数、価格帯などの条件で絞り込みます。Akabuy(アカバイ)のようなSNSアカウント売買専門のプラットフォームであれば、Instagramアカウントの出品数も豊富で、条件に合ったアカウントを見つけやすいです。
ステップ2:アカウントの詳細情報を確認する。フォロワー数、投稿内容、直近の投稿への反応などを確認します。気になる点があれば出品者に質問を送りましょう。
ステップ3:購入を申し込み、代金をエスクローに入金する。エスクロー決済なので、この時点では売り手にお金は渡りません。プラットフォームが一時的に預かります。
ステップ4:アカウントの引き渡しを受ける。売り手と連携して、メールアドレスやパスワードの変更、二段階認証の再設定などを段階的に行います。
ステップ5:検収して取引完了。アカウントにログインでき、内容が説明通りであることを確認したら、取引完了を承認します。これで代金が売り手に支払われます。
購入後の運用で気をつけること
アカウントを購入したら、そこからの運用がすべてを左右します。せっかく投資してアカウントを手に入れたのに、運用方法を間違えるとフォロワーが離れてしまいます。
いきなり方向性を変えない
これは何度も繰り返しますが、最も重要なポイントです。購入直後にいきなり違うジャンルの投稿を始めると、既存フォロワーが混乱して離脱します。
最初の2〜3週間は、これまでの投稿スタイルを踏襲しつつ、少しずつ自分のカラーを混ぜていくのが鉄則です。
投稿の空白期間を作らない
アカウントの引き渡しから最初の投稿までに何週間も空いてしまうと、Instagramのアルゴリズム上のポジションが下がります。できれば引き渡し完了後、2〜3日以内に最初の投稿を行いましょう。
ストーリーズを活用してフォロワーとの関係を構築する
新しい運営者になっても、フォロワーとの関係は引き継がれません。ストーリーズでの投票やQ&A機能を活用して、フォロワーとの双方向コミュニケーションを早めに始めることが大事です。
「最近このアカウントをリニューアルしました」のような形で、さりげなく新体制をアナウンスするのもひとつの方法です。無理に過去の運営者のキャラクターを演じ続ける必要はありません。
引き渡し前に既存投稿は削除されるのが一般的
アカウント売買では、引き渡し前に売り手が既存の投稿をすべて削除し、テスト投稿を3〜6本だけ残した状態で引き渡すのが一般的です。これはシャドウバン(投稿がおすすめや検索に表示されなくなる措置)の防止や、買い手がスムーズに新しい方向性で運用を開始できるようにするためです。
つまり、過去の投稿内容を確認したい場合は、購入前の段階で売り手に確認しておく必要があります。引き渡し後には見られなくなるので、気になる点があれば事前に聞いておきましょう。
まとめ
Instagramアカウントの相場は、フォロワー1,000人で数千円、1万人で10万〜30万円、5万人で50万〜200万円と、フォロワー数に応じて大きく変わります。ただし、ジャンル、エンゲージメントの状態、収益実績などの要素によって、同じフォロワー数でも価格には大きな幅があります。
購入を検討する際は、フォロワー数だけでなく、「自分で育てた場合のコスト」や「購入後の収益見込み」と比較して、投資として妥当かどうかを判断しましょう。そして、必ずエスクロー決済に対応した信頼できるプラットフォームで取引することが、安全な売買の大前提です。
よくある質問(FAQ)
Q. Instagramアカウントの「フォロワー単価」はどのくらい?
ジャンルや規模によりますが、ざっくり「フォロワー1人あたり5〜20円」が大まかな目安です。美容やファッションなどの高単価ジャンルは1人あたり15〜20円以上になることもありますし、趣味系のアカウントは5〜10円程度に落ち着くことが多いです。ただし、これはあくまで計算上の目安で、実際の取引価格はフォロワー数以外の要素も含めて総合的に決まります。
Q. 安いアカウントを買って育てるのと、高いアカウントを買うのはどっちがいい?
目的と予算次第です。時間に余裕があるなら、安めのアカウント(フォロワー3,000〜5,000人程度)を購入して自分で育てるのはコスパの良い方法です。ゼロからのスタートと比べて、最初の「伸びない期間」をスキップできるのが大きなメリット。一方、すぐに収益化や集客を始めたいなら、最初から1万人以上のアカウントを購入したほうが効率的です。
Q. 値引き交渉はできる?
売買プラットフォーム上で値引き交渉ができるかどうかはサービスによりますが、多くの場合、出品者にメッセージを送って価格交渉することは可能です。ただし、人気のあるジャンル・価格帯のアカウントは、値引き交渉をしている間に他の買い手に購入されてしまうリスクもあります。相場から大きく外れていない価格であれば、交渉せずにすぐ購入したほうが確実なケースもあります。
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