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SNSアカウントを高く売るコツ5選|相場以上で売却するための準備と戦略

読了時間: 9分

SNSアカウントは「資産」になる。ただし、売り方を知らないと安く買い叩かれる

SNSアカウントを売りたいと思ったことはありますか。もう使わなくなったアカウント、ジャンルを変えたいから手放したいアカウント、あるいは最初から売却を見据えて育てたアカウント。理由はさまざまですが、共通して言えることが1つあります。何も考えずに売ると、本来の価値より大幅に安い金額で手放すことになる。

SNSアカウントの売買は、中古車の売却に似ています。同じ車種・同じ年式でも、状態が良ければ高く売れるし、見せ方を工夫すれば相場以上の金額がつく。逆に、ボロボロの状態で適当に出品すれば、どんなに性能が良くても買い叩かれる。

この記事では、SNSアカウントをできるだけ高く売るための具体的なコツを5つ紹介します。売却を考えている人はもちろん、「将来的に売る可能性がある」という人にも参考になるはずです。

コツ①:ジャンルの一貫性を保つ

アカウントの価値を決める最大の要素は、フォロワー数ではありません。「ジャンルの一貫性」です。

なぜかというと、アカウントを買う側の立場で考えればわかります。買い手がアカウントを購入する理由は、そのアカウントを使って何かしらのビジネスや情報発信をしたいから。つまり、「このアカウントを買えば、〇〇ジャンルのフォロワーがそのまま手に入る」という確信が持てるかどうかが、購入の決め手になります。

たとえば、美容系の投稿だけをしているフォロワー1万人のアカウントと、美容・グルメ・旅行・ペットが混在しているフォロワー2万人のアカウント。買い手が美容系のビジネスをしたいなら、前者の方が高く売れます。フォロワー数は半分でも、「美容に興味がある人がフォローしている」という確度が高いからです。

一貫性を高めるためにやること

売却を見据えるなら、投稿ジャンルは1つに絞ること。これが大前提です。途中でジャンルを変えたくなっても、売却予定のアカウントでは我慢する。どうしても別ジャンルをやりたいなら、新しいアカウントを作った方がいい。

プロフィールにもジャンルを明記すること。「〇〇に関する情報を発信」と書いてあるだけで、買い手は安心します。プロフィールがぐちゃぐちゃだと「このアカウント、本当にこのジャンルのフォロワーがいるのか?」と不安になる。不安は値引き交渉の材料になります。

あと意外と見落とされがちなのが、ハイライトの整理。ストーリーズのハイライトもジャンルに合ったものだけ残すこと。関係ないプライベートのハイライトが残っていると、アカウントの「商品としての完成度」が下がります。

ジャンル変更はアカウントの価値を下げる

途中でジャンルを変えたアカウントは、売却時に不利になります。たとえば、最初はファッション系で運用していたのに途中から料理系に変わった場合、フォロワーの中にファッション目的でフォローした人と料理目的の人が混在する。買い手はどちらの層が多いか判断できないし、購入後にフォロワーが一気に離れるリスクもある。

もし既にジャンル変更してしまった場合は、新しいジャンルで最低3ヶ月は安定運用してから売りに出した方がいい。フォロワーが新ジャンルに馴染んだ状態の方が、買い手も安心して購入できます。

コツ②:売却前に数字を整える

アカウントを売る前に、できる範囲で数字を整えておくと売却価格に直結します。ここで言う「数字」とは、フォロワー数だけの話ではありません。

投稿頻度を安定させる

売却直前の1〜2ヶ月間、投稿頻度を安定させてください。週3〜4回の投稿を継続しているアカウントは「アクティブなアカウント」として評価されます。逆に、半年間放置していたアカウントをいきなり売りに出しても、買い手は「このアカウント、生きてるの?」と不安になる。

たとえるなら、半年間エンジンをかけてない車をそのまま売るか、ちゃんとエンジンかけて走れる状態にしてから売るか。後者の方が高く売れるのは当たり前です。

フォロワー数の推移を安定させる

フォロワーが急激に減っている最中に売りに出すのは避けた方がいい。買い手は「なんで減ってるんだろう」と不安になるし、「もっと下がるかもしれないから値引きしよう」という心理が働きます。

フォロワーが減少傾向にある場合は、投稿を再開してフォロワーの増減が安定してから出品する方が、結果的に高く売れます。急いで売りたい気持ちはわかりますが、1〜2週間の投稿再開で印象はかなり変わります。

プロフィールとアイコンを整える

売却前にプロフィール文を見直して、ジャンルが明確に伝わる内容にしておく。アイコンもジャンルに合ったものに変更する。これだけで「手入れされたアカウント」という印象を与えられます。

買い手は出品ページを見たときの第一印象で「このアカウント、いいな」と思うかどうかを判断します。プロフィールがしっかりしていると、それだけで信頼感が上がる。逆にプロフィールが適当だと、どれだけフォロワーが多くても「雑に運用されてたアカウント」という印象を持たれます。

コツ③:出品ページの書き方で価格が変わる

意外と多くの人が手を抜くのが、出品ページの説明文です。「フォロワー〇〇人のアカウントです。よろしくお願いします」——こんな出品ページ、よく見かけますよね。これでは高く売れません。

出品ページは「営業資料」です。買い手に「このアカウントを買いたい」と思わせるための情報を、過不足なく載せる必要があります。

出品ページに書くべき情報

まず、アカウントのジャンルと運用歴。「美容系アカウント、運用歴2年」のように端的に。次に、フォロワー数と直近の推移。「フォロワー約1.5万人、直近3ヶ月は微増傾向」のように、現状がわかる情報を入れる。

収益化の実績があれば必ず記載する。「PR案件で月〇万円の実績あり」「アフィリエイトで月〇万円」など。買い手にとって「このアカウントを買えば、すぐに収益が出る可能性がある」という情報は、価格を引き上げる最大の武器です。

売却理由も簡潔に書くこと。「別ジャンルに注力するため」「事業の方向転換のため」など、ネガティブすぎない理由を添える。理由が書いてないと「何か問題があるから売るのでは?」と勘ぐられます。

写真・スクリーンショットの活用

アカウントのプロフィール画面のスクリーンショットは必須です。フィードの雰囲気が伝わるように、投稿一覧が見える範囲でキャプチャする。可能であれば、インサイトのデータ(リーチやインプレッション)のスクショも載せると説得力が増します。

ただし、個人情報やDMの内容が映り込まないように注意すること。出品前にスクショの内容はしっかり確認してください。

出品ページのNG例

「急ぎで売りたいです」「値下げ可能です」——こういった文言を出品ページに書くのはやめてください。急いでいることを匂わせると、買い手は足元を見て大幅な値引きを要求してきます。

「フォロワーの質は保証しません」のような自己防衛的な注意書きも逆効果。買い手の不安を煽るだけです。わざわざネガティブな情報を自分から出す必要はありません。

出品ページは「このアカウント、買って正解だった」と思ってもらうためのプレゼン資料。ポジティブな情報を整理して、読みやすく並べる。それだけで他の出品者との差別化になります。

コツ④:売却のタイミングを見極める

アカウントの売却価格は、タイミングによって変動します。「いつでも同じ値段」ではありません。

需要が高まる時期

一般的に、年明け(1〜3月)と秋(9〜11月)は売れやすい傾向があります。年明けは「新年から新しいことを始めたい」という需要が高まるため、新規にSNS運用を始める企業や個人が増える。秋は年末商戦に向けてSNSを強化したい事業者の需要が増えます。

逆に、お盆やゴールデンウィーク前後は取引が停滞しやすい。買い手も売り手も休みモードに入るので、この時期に焦って出品するのは避けた方がいいでしょう。

ジャンル特有のタイミング

ジャンルによっては、特定の時期に需要が急増することがあります。たとえば、ダイエット系のアカウントは夏前(4〜6月)に需要が高まる。「夏までに痩せたい」層を狙って、ダイエット系のSNS運用を始めたい人が増えるからです。

クリスマスやバレンタインの前は、ギフト系やスイーツ系のアカウントの需要が上がる。こういったジャンル固有の波を把握しておくと、最適なタイミングで売却できます。

アカウントの状態が良いときに売る

当たり前のように聞こえますが、これが意外と難しい。フォロワーが順調に増えていると「もう少し伸ばしてから売ろう」と思いがちです。でも、ピークを過ぎてから売りに出すと、減少トレンドに入ってしまって売りにくくなることがある。

「今が一番いい状態だな」と感じたときが、実は最適な売却タイミングかもしれません。完璧なタイミングを狙いすぎると、結局タイミングを逃します。

売却を決めたら即行動

「いつか売ろう」と思いながらズルズル放置するのが一番もったいない。SNSのトレンドは移り変わりが早いので、半年後には今と状況が全然違う可能性がある。特にTikTokのように成長スピードが速いプラットフォームでは、アルゴリズムの変更一つでリーチが激変することもあります。

売却を決めたら、1〜2週間で投稿頻度とプロフィールを整えて、すぐに出品する。この素早さが、高値売却のカギです。迷っている間にフォロワーが減ったり、ジャンルのトレンドが変わったりすると、その分だけ売却額が下がっていきます。

コツ⑤:適正価格を知った上で、少し高めに出す

アカウントの売却価格を決めるとき、多くの人がやってしまうのが「なんとなく」で決めること。相場を調べずに適当な価格をつけると、安すぎて損をするか、高すぎて売れないかのどちらかになります。

相場の調べ方

一番簡単なのは、アカウント売買サイトで自分と同じジャンル・同じ規模のアカウントがいくらで出品されているかを調べること。5〜10件くらいの出品を見れば、だいたいの相場感は掴めます。

相場を確認するときは「出品価格」だけでなく「成約価格」も意識してください。出品価格は売り手の希望額であって、実際にその金額で売れたかどうかはわかりません。サイトによっては成約済みの案件も閲覧できるので、そちらを参考にした方が現実的な価格設定ができます。

価格設定の考え方

相場を把握したら、相場より10〜20%くらい高めに出品するのがおすすめです。理由は2つ。

まず、値引き交渉が入ることを前提にした方がいい。アカウント売買では、買い手から「もう少し安くなりませんか?」と交渉が入ることが珍しくない。最初から相場ぴったりの価格をつけると、値引き交渉された時点で相場以下になってしまいます。

もう1つは、「高い=価値がある」という心理的効果。あまりに安い価格で出品すると「何か問題があるのでは?」と疑われることがあります。相場よりやや高めの価格設定は、アカウントの品質に自信がある印象を与えます。

ただし、相場の2倍以上の価格をつけるのはやりすぎです。あまりに高すぎると、そもそも閲覧すらされなくなります。「ちょっと高いけど、説明を読んだら納得できる」くらいのラインが理想です。

収益実績がある場合の価格設定

PR案件やアフィリエイトなどで収益が出ているアカウントは、月間収益の12〜24ヶ月分が一つの目安になります。月5万円の収益があるアカウントなら、60万〜120万円のレンジ。ただしこれはあくまで目安で、ジャンルの将来性や収益の安定性によって大きく変動します。

収益実績を価格に反映させるなら、証拠を用意しておくこと。報酬の振込明細やASPの管理画面のスクショなど、「実際にこれだけの収益が出ている」と証明できるものがあると、買い手も納得して高い金額を出しやすくなります。

売却先の選び方も重要

どこで売るかによっても、売却価格は変わります。SNSアカウントの売買ができるプラットフォームは複数ありますが、それぞれ特徴が異なります。

手数料の高さ、買い手の数、エスクロー決済の有無、サポート体制。こういった要素を比較して、自分のアカウントに合った場所を選ぶことが大切です。

手数料が安くても買い手が少なければ売れないし、買い手が多くても手数料が高ければ手取りが減る。このバランスを見てください。Akabuyは売り手の手数料が5%と業界最安値で、エスクロー決済にも対応しているので、安心して取引できるプラットフォームの一つです。

個人間取引はリスクが高い

「手数料がもったいないからSNSのDMで直接売る」という人もいますが、これはおすすめしません。

個人間取引の場合、お金を受け取ったのにアカウントを渡さない、アカウントを渡したのにお金が振り込まれない、というトラブルが実際に起きています。エスクロー決済(第三者が代金を一時預かりする仕組み)がない取引は、詐欺のリスクと常に隣り合わせです。

数万円の手数料を節約するために、数十万円のアカウントを騙し取られるリスクを負うのは割に合いません。特に高額なアカウントほど、信頼できるプラットフォームを通して取引する方が安全です。

よくある手口としては、「先にアカウントのログイン情報を教えてください。確認したら送金します」と言われてログイン情報を渡した結果、パスワードを変更されてアカウントを乗っ取られるケース。あるいは、偽の送金完了画面のスクリーンショットを送ってきて「送金しました」と嘘をつくケース。個人間取引では、こういった詐欺を防ぐ手段がほぼありません。

エスクロー決済を採用しているプラットフォームなら、代金はプラットフォームが一時預かりする形になるので、「アカウントを渡したのにお金が来ない」というリスクはゼロです。手数料はかかりますが、安全に取引するための保険料だと考えてください。

よくある質問(FAQ)

Q. フォロワー何人くらいから売れますか?

A. 明確な基準はありませんが、目安として1,000フォロワー以上あれば買い手が見つかる可能性があります。ただし、フォロワー数が少なくても収益化実績があったり、特定のニッチなジャンルに特化していたりすれば、需要はあります。逆にフォロワーが多くてもジャンルがバラバラだと売りにくいこともあります。

Q. アカウントの売却に税金はかかりますか?

A. はい、利益が出た場合は確定申告が必要になるケースがあります。個人の場合、アカウント売却益は「雑所得」または「譲渡所得」として申告する形が一般的です。ただし、税務上の取り扱いは個々の状況によって異なるので、高額な売却の場合は税理士に相談することをおすすめします。

Q. 売却前に投稿を全部消した方がいいですか?

A. 消さない方がいいです。投稿が残っていることで、買い手は「どんな運用をしていたアカウントか」を判断できます。投稿を消してしまうと、フォロワーの質やアカウントの方向性がわからなくなるので、買い手の不安材料になります。ただし、個人が特定できるような写真や、売却後に問題になりそうな投稿は削除しておいてください。

Q. 複数のサイトに同時出品してもいいですか?

A. 基本的には問題ありませんが、各サイトの利用規約を必ず確認してください。同時出品が禁止されているサイトもあります。また、複数サイトに出品する場合は、一方で成約したらすぐに他のサイトの出品を取り下げること。二重売りはトラブルの原因になります。

Q. 出品してからどのくらいで売れますか?

A. ジャンルや価格帯によって大きく異なりますが、適正価格で出品していれば1週間〜1ヶ月程度で買い手が見つかることが多いです。人気ジャンル(美容、グルメ、副業系など)は比較的早く売れる傾向があります。1ヶ月以上経っても反応がない場合は、価格を見直すか、出品ページの説明文を改善してみてください。

Q. 売却額の相場はどのくらいですか?

A. プラットフォームやジャンルによって相場は大きく異なります。Instagramの場合、フォロワー1人あたり数円〜数十円が一つの目安ですが、収益化実績があるアカウントはこの限りではありません。YouTubeの収益化済みチャンネルは、月間収益の12〜24ヶ月分が目安になります。まずは売買サイトで同ジャンル・同規模の出品を確認するのが確実です。