Xのインプレッション収益化の条件と稼ぎ方【2026年版】

X(旧Twitter)には「クリエイター広告収益分配プログラム」という仕組みがあり、条件を満たせば投稿のインプレッション数に応じて広告収益の一部を受け取ることができます。
いわゆる「インプ収益」と呼ばれるやつです。
ただ、この収益化プログラムは条件がちょこちょこ変わっていて、ネット上には古い情報も多いのが実情。2026年現在の最新条件を踏まえて、インプレッション収益の仕組みから実際にいくら稼げるのか、具体的な稼ぎ方まで解説していきます。
Xのインプレッション収益化とは
Xのインプレッション収益化は、正式名称を「クリエイター収益配分(Creator Revenue Sharing)」といいます。2023年8月に開始されたプログラムで、条件を満たしたクリエイターに対して、投稿が生んだ広告収益の一部が分配される仕組みです。
もともとはリプライ欄に表示される広告の収益が基準でしたが、途中で仕様が変更されています。現在は、X Premium加入者からのエンゲージメント(いいね・リポスト・リプライなど)が収益計算の基準になっています。つまり、Premium加入者に見られて反応をもらうほど、収益が増える仕組みです。
インプレッション収益化の条件【2026年最新】
2026年現在、クリエイター収益配分に参加するためには以下の条件をすべて満たす必要があります。
条件①:X Premiumに加入していること
X Premiumには「ベーシック」「プレミアム」「プレミアムプラス」の3つのプランがありますが、収益化ができるのは「プレミアム」以上のプランだけです。月額980円のベーシックプランでは収益化の対象外なので注意してください。
プレミアムプラン(月額1,960円)かプレミアムプラスプラン(月額3,900円)に加入する必要があります。
条件②:フォロワーが500人以上いること
これは以前から変わらない条件です。フォロワー500人は、毎日投稿を続けていれば2〜3ヶ月で到達できるラインです。
なお、2025年にXは「認証済みフォロワー2,000人以上」という新しい条件を追加しました。認証済みフォロワーとは、X Premium(プレミアム以上)に加入しているフォロワーのことです。ただし、この条件はすべてのユーザーに一律で適用されているわけではなく、段階的に導入が進んでいる状況です。今後はこの条件がスタンダードになる可能性が高いので、頭に入れておいてください。
条件③:過去3ヶ月で500万オーガニックインプレッション
直近3ヶ月間で、自分の投稿が合計500万回以上表示されている必要があります。「オーガニック」なので、広告で獲得したインプレッションは含まれません。
月あたり約167万インプレッションが目安です。フォロワー1,000人前後のアカウントだと、1投稿あたり数千〜数万インプレッションが一般的なので、1日3〜5投稿を継続して、そのうち何本かがプチバズすれば到達圏内に入ります。
条件④:18歳以上であること
未成年は収益化の対象外です。
条件⑤:対象国に居住していること
日本は対象国に含まれているので、日本在住であれば問題ありません。支払いはStripeまたはTipaltiを通じて銀行口座に振り込まれます。
インプレッション収益の相場はどれくらい?
気になるのは「で、実際いくら稼げるの?」という部分でしょう。
結論から言うと、収益は時期・ジャンル・Premiumユーザーの割合などによって大きく変動するため、「○○インプレッションで○○円」という固定の単価はありません。
ただし、目安として語られることが多いのは以下のような数字です。
100万インプレッションあたり1,000〜5,000円程度。月間1,000万インプレッションを安定的に出せるアカウントで月収1万〜5万円。月間5,000万インプレッション以上で月収5万〜25万円程度。
正直なところ、これだけ見ると「労力に対して少なくない?」と感じる人が多いはずです。実際、インプレッション収益だけで生活できるのは、フォロワー数十万人以上の大型アカウントに限られます。
参考までに、Xの収益化プログラム開始当初、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏(フォロワー約240万人)が「約36万6000円が振り込まれた」と報告して話題になりました。フォロワー数百万人クラスでこの金額なので、フォロワー数千〜数万人のアカウントにとっては、インプ収益だけで大きく稼ぐのは正直厳しいのが現実です。
ただし、Xの収益化には「インプ収益」以外にも複数の方法があるので、それらと組み合わせて使うのが現実的な運用です。後ほど解説します。
インプレッションを効率的に増やす5つの方法
①投稿ジャンルを1つに絞る
Xのアルゴリズムは、アカウントの専門性を評価します。雑多にいろんなジャンルの投稿をするよりも、1つのテーマに特化しているアカウントの方が、関連するユーザーのタイムラインに表示されやすくなります。
副業、投資、美容、グルメ、育児、ゲームなど、自分が継続的に発信できるジャンルを決めましょう。
②スレッド(連続投稿)を活用する
1つの投稿よりも、5〜10ポストのスレッドにまとめた方が、ユーザーの滞在時間が長くなり、アルゴリズムに評価されやすくなります。ノウハウ系やランキング系のコンテンツは、スレッドとの相性が特に良いです。
スレッドの1ポスト目に「結論」や「全体像」を見せて、続きを読みたくなる構成にするのがコツです。
③引用リポストで露出を増やす
同ジャンルのインフルエンサーの投稿を引用リポストして、自分の意見や情報を添える方法です。元の投稿のフォロワーにもリーチできるため、フォロワーが少ない段階では特に有効です。
ただし、否定的な引用リポストを繰り返すと炎上リスクがあるので、基本的にはポジティブな方向で使いましょう。
④投稿時間を意識する
Xのユーザーが活発な時間帯は、朝の通勤時間(7〜9時)、昼休み(12〜13時)、夜のゴールデンタイム(20〜23時)です。この時間帯に投稿することで、初速のインプレッションが伸びやすくなります。
初速が良い投稿はアルゴリズムに「良いコンテンツ」と判断され、さらに多くのユーザーに表示されるという好循環が生まれます。
⑤トレンドに乗る(ただし注意が必要)
Xのトレンドに関連した投稿を出すと、短時間で大量のインプレッションを獲得できます。ニュース系やエンタメ系のトレンドは特にインプレッションが伸びやすいジャンルです。
ただし、トレンドに便乗してデマや過激な発言を投稿する「インプレゾンビ」と呼ばれる行為は、Xの規約に抵触するリスクがあります。アカウント凍結や収益化の剥奪につながる可能性があるので、あくまで自分の専門ジャンルに関連するトレンドに対して、質の高いコメントを投稿するというスタンスが安全です。
インプ収益以外のXマネタイズ方法
先ほど触れた通り、インプレッション収益だけで大きく稼ぐのはハードルが高いです。多くのXユーザーは、以下のような方法と組み合わせて収益化しています。
アフィリエイト
投稿にアフィリエイトリンクを設置して、商品やサービスの申込みが発生すると報酬が得られます。特に金融系(クレジットカード、FX口座開設など)は報酬単価が高く、1件で数千円〜数万円になるケースもあります。
コンテンツ販売
Brain、Tips、noteなどのプラットフォームで有料コンテンツを販売し、Xから集客する方法です。自分の専門知識やノウハウをまとめたコンテンツを作り、投稿からの導線で販売します。
サブスクリプション
Xにはサブスクリプション機能があり、月額料金を設定してフォロワーに限定コンテンツを提供できます。コアなファンがいるアカウントには安定した収入源になります。
PR案件(企業案件)
フォロワーが1万人を超えてくると、企業から商品やサービスのPR依頼が来ることがあります。1案件数千円〜数十万円と幅がありますが、フォロワー数と発信ジャンルによってはかなりの収益になります。
外部サービスへの集客
MyFans、Fantia、CandfFansなどのコンテンツ販売プラットフォームや、公式LINEへの誘導にXを使う方法もあります。特にアダルト系ジャンルでは、XからMyFansなどへの集客が主流の収益モデルになっています。
フォロワー500人の壁を突破するには
インプレッション収益化の最初のハードルは「フォロワー500人」です。これをクリアしないと、そもそもプログラムへの申請ができません。
フォロワー500人に到達するまでの目安は、毎日3〜5投稿を継続した場合で2〜4ヶ月程度。ジャンル選定がうまくいけば1ヶ月で到達することもありますが、選定を間違えると半年以上かかることもあります。
王道の増やし方は、同ジャンルのアカウントとの交流(リプライ・引用リポスト)、スレッドやまとめ系コンテンツの投稿、プロフィールの最適化です。
ビジネス目的でXを活用する場合など、なるべく早く収益化を開始したいケースでは、すでにフォロワーが一定数いるXアカウントを取得して運用を始めるという選択肢もあります。AkabuyのようなSNSアカウント取引サービスでは、フォロワー数・ジャンル・投稿履歴など、条件に合ったアカウントを探すことができます。
収益化で気をつけるべきこと
収益は安定しない
インプレッション収益は、月によって大きく変動します。バズる投稿が出た月は収益が跳ね上がりますが、何もバズらなかった月は数百円ということもあり得ます。安定収入としてあてにするのではなく、あくまで「ボーナス的な副収入」と考えた方が健全です。
規約違反はアカウント凍結に直結する
インプレッションを稼ぎたいからといって、デマの拡散、炎上狙い、無断転載などの行為に走ると、アカウント凍結や収益化プログラムからの除外のリスクがあります。一度除外されると再申請が通りにくくなるので、Xのルールに沿った運用を徹底しましょう。
仕様変更のリスク
Xの収益化プログラムは、これまでにも何度か条件や仕組みが変更されています。条件が厳しくなったり、収益配分の計算方法が変わったりする可能性は常にあります。Xだけに依存するのではなく、他のSNSや収益源も並行して育てておくのが賢明です。
よくある質問
Q. X Premiumのベーシックプランでも収益化できる?
できません。収益化ができるのは「プレミアム」(月額1,960円)以上のプランです。ベーシックプラン(月額980円)では、収益配分プログラムに参加できません。
Q. インプレッション収益の支払いはどうやって受け取る?
StripeまたはTipaltiを通じて銀行口座に振り込まれます。最低支払い金額は10ドル(約1,500円)で、収益がこの金額に満たない場合は翌支払いサイクルに繰り越されます。
Q. 日本語の投稿でもインプレッション収益は発生する?
はい、日本語の投稿でも問題なく収益は発生します。ただし、広告単価は英語圏と比較するとやや低い傾向があります。日本語圏で稼ぐ場合は、そのぶんインプレッション数でカバーする必要があります。
Q. 収益化条件を満たした後に条件を下回ったらどうなる?
一度収益化プログラムへの参加が承認されれば、その後に条件を下回っても即座に停止されるわけではありません。ただし、Xは独自の判断で収益配分プログラムへの参加を取り消す権利を持っているため、長期間にわたって条件を大幅に下回り続けると、停止される可能性はあります。
Q. 複数アカウントで収益化できる?
各アカウントが個別に条件を満たしていれば、複数アカウントでの収益化は可能です。ただし、同一人物が多数のアカウントでスパム的な活動を行っていると判断された場合は、アカウント凍結のリスクがあります。
Q. フォロワーが500人いるけどインプレッションが全然足りない。どうすれば?
フォロワー数とインプレッション数は比例しないケースが多いです。フォロワーが500人でもバズる投稿を出せば1投稿で100万インプレッション以上を獲得できることがありますし、逆にフォロワーが数千人いてもインプレッションが伸びないアカウントもあります。スレッド投稿やトレンドを活用した投稿で、フォロワー以外への露出を増やす工夫が必要です。
まとめ:Xのインプレッション収益化は「組み合わせ」が前提
Xのインプレッション収益化(クリエイター収益配分)は、X Premium加入、フォロワー500人以上、過去3ヶ月で500万インプレッション以上が基本条件です。
収益の相場は100万インプレッションあたり1,000〜5,000円程度で、正直これだけで生活するのは非現実的です。ただし、アフィリエイト、コンテンツ販売、PR案件、外部プラットフォームへの集客など、他の収益化方法と組み合わせることで、Xは十分に強力な収益プラットフォームになります。
大事なのは、収益化の条件を満たすことをゴールにしないこと。条件のクリアはあくまでスタートラインで、そこからいかに安定的にインプレッションを出し続けられるかが勝負です。ジャンルを絞って専門性を出す、スレッドで有益なコンテンツを発信する、投稿時間を最適化する。この基本を地道に続けるのが、結局は一番の近道です。





